青天の霹靂 米日記

「青天な人々」 大岡 玲さん・冬木れいさん(前編)

今回の「青天な人々」は、作家の大岡 玲(おおおか あきら)さんと、ご夫人で料理研究家の冬木れいさんです。前編と後編の2回に分けてお届けします。

お二方とも幾度となく青森に足を運んでいただき、今回も、八戸市の山の楽校のイベントに参加するため来青されました。

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簡単に"作家"と紹介させていただいた大岡さんですが、誰もが知っているあの芥川賞を受賞し、さらに三島賞も受賞していたスゴイ方です。かつては、自ら料理をしていたそうですが、今は、専門家の冬木さんにゆだね、包丁研ぎを極めているとか・・・。

冬木さんは料理研究家で、様々な食材を使った商品開発を行ったり、食に関する講演をなさったり、まさに食のプロです。

食に関しても大変造詣が深く、食通としても知られている大岡さんと、料理研究家として食に対する鋭い感覚をお持ちの冬木さん、お二人にとって、「青天の霹靂」はどんなお米だったのでしょうか。

 

~初めて青森県を訪問したのはいつですか~

(大岡さん) 約20年前くらいです。講演会で来たのですが、講演前にもかかわらず、近くの市場で魚を買ったりアスパムの中でピザを食べたりビールを飲んだり・・・。ピザの具の魚介がすごく美味しかったのにビックリしたのを覚えています。

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~青森の食の印象はどうですか~

(大岡さん) 来るたびに発見があり、この異常な美味しさは何だ!?とビックリします。特に魚ですが、太平洋の魚は、すごく明るい味がします。一方、日本海の魚はすごく濃縮され、キュッと引き締まった味がするんです。そして、それがうまくミックスしたのが、青森の食だなぁという感じがします。

~「青天の霹靂」の名称を聞いてどう思いましたか~

(大岡さん) いきなりそれ!?という感じで、こっちが青天の霹靂でした(笑)。そんな名前付けちゃうんだ!って、本当に驚きでしたよ。青森は、「言葉の国」です。詩人とか、読書人とか、そういう方達が多い気がします。その蓄積があるので、このような思わぬ言葉が「ポン」と出てくるのかもしれませんね。

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~名称は、一般方から募ったものなんです~

(大岡さん) そういう言語感覚なんですよ、青森の方は、絶対に。

(冬木さん) 青森の方は、物語を作るのが上手です。本をたくさん読んでいることが関係しているかもしれませんね。

(大岡さん) 「青天の霹靂」の名称は、私はプラスの印象です。これまでのお米は、「○○おとめ」のように、人間の生活の中から出てくる言葉です。しかし「青天の霹靂」は、天上界からいきなり「どーん」来て、お米そのものが違うんだぞ!というものを感じます。かつての日活活劇の主演俳優みたいです(笑)。銃弾で狙われているのにいきなり歌っちゃって・・・。だけど、何で誰も撃たないの? という感じに、スター性を感じますね。

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(冬木さん) 私は、食べ物だから「飛びすぎかな」という感じを受けました。青森の青なんですが、お米にブルーは、まだ感覚的に追いつけないなぁという気がしています。

 

※表情も表現も豊かなお二方のお話は、後半へ続きます。